
これまでお話してきた内容は、アメリカ消化器病学会(米国サンフランシスコ、アトランタ他)、国際ペプチド学会(ボストン)等の海外で行われた国際学会にて7回ほど発表して参りました内容です。これらの新しい医学の進歩を、愛すべき郷土の皆様に紹介できたことを大変幸福に思います。このコラムをきっかけとして、当院に沢山の患者様が来られました。
その中には、何度も吐血してきた難治性の胃・十二指腸潰瘍から開放された方、検査が怖くてなかなか思い切れずにいたがこれを契機に検査を受け、早期の胃がん、大腸がんが見つかり幸運にも根治治療が出来た方、長年苦しんできた症状が無くなった人などが沢山いらっしゃいます。
私が驚くのは、「このコラムが確実に貴重人名を救った」という事実なのです。ちょっとした読み物や知識、アドバイスというものが生命を救い得るのだということに気づき、今後もこのコラムが地域の「健康情報発信誌」となりますように祈ります。
「仁に里るを美とす」(じんにおるをびとす)。
これは、孔子の論語の一節で、「仁に生きることこそすばらしい」という意味です。「仁」とは、一人ひとりの特性を最大限にまで伸ばすこと、その人間に見合った最も人間らしい生き方をすることと解釈されています。「医は仁術である」とは旧くから言われて久しいことですが、これは我々医師の永遠のテーマであり、高い医療レベルを保つ下都賀総合病院の医療スタッフの念願でもあります。
「不易(ふい)」と「流行」という言葉があります。
「流行」がうつりゆくはかないものであるのに対し、「不易」とは時代が流れても変わらぬ普遍的な真理を意味します。
医療界でも次々と「流行」の医療変革が行われています。医療システムの発展・変革という観点からすればこれは当然のことです。しかし一方で、様々な時代変化の波があろうとも、医療は仁をなすものでなくてはならない、という「不易」の基本があります。
困っている人、悩んでいる人に現代医療の救いの手を差しのべることこそが医療の原点です。
私もこの地に生を受けたものとして、この理念のもと、地域医療の発展向上のために多くのエネルギーを費やす覚悟です。
さて、この度私は生まれ故郷の岩舟町小野寺の地に開業することになりましたが、今後とも地域医療の中核である下都賀総合病院と密接な連携を保ちながら、良質な地域医療の実現のため益々精進していく所存ですので今後ともよろしくお願いいたします。
川村院長先生を始め、スタッフの皆様、誠にお世話になりました。今後の下都賀総合病院のますますの発展を心から祈念し、筆を置きます。
長い間ご愛読いただきありがとうございました。では、次はまた診察室でお会いしましょう。
テレビ朝日
2008年11月9日放送
医療スペシャル
〜面と向かって聞けない噂のクエスチョン「お医者さん編」〜テレビ朝日「大胆マップ」にスタジオ・ゲスト出演しました。】
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栃木県の肝炎インターフェロン治療専門医療機関に認定されました。当院ではインターフェロン治療費の一部が助成されます。