
郷土の誇り高き高齢者の皆様に
現在の日本の平和と繁栄のいしずえである郷土の誇り高き高齢者の皆様に、今回は長生きのための総合的なお話をさせていただきます。
老いてゆく自らの姿を子孫に見せることで、人生や多くのものを身をもって教えてくださるのはお年寄りです。
私自身も、寝たきりになり93歳で他界した曾祖母の介護を、両親とともに行ってみて医師という職業を志したものです。
これまで家や子供のために、一心に大地を耕し、作物を育て、自らの健康をかえりみることのなかった方も、ご自身の生命の尊さに気づかれ、よき人生、すなわち「健康な時間持ち」になって頂きたいと強く願うのです。
わが国の死因統計の順位は、1位 がん (31%)、 2位 心臓の病気 (15%)、 3位 脳梗塞や脳出血(14%)、4位 肺炎(9%) となっています。ということは、逆にこれらの病気を予防することで長生きができるということです。
そのために、@がんを早期発見・治療しましょう。日本におけるがんの部位別死亡順位は、1位 胃がん 2位 肺がん 3位 大腸がん 、です。胃腸のがんで亡くなる日本人が多いことが分かります。しかし、内視鏡検査や胸部CTなどの定期的な検査で早期発見できますので、この統計結果を有効利用したいものです。
A高血圧をしっかり治療しましょう。実は、血圧を正常に保つことで、脳卒中や心筋梗塞になりずらくなることが世界中の統計試験で明らかになっているのです。こういった科学的な根拠をもとに、高血圧の治療が行われています。血圧を正常に保つことは健康の基本中の基本です。「血圧の薬を飲み始めると一生飲まないといけなくなるから飲まない。」と言われる方がいますが、これは脳卒中や心筋梗塞、腎臓病などになるのをただ手をこまねいて待っているようなものです。自分の体がそろそろ薬が必要になるくらいの状態になったということを厳粛に受け止め、現代医学の進歩の恩恵に授かりましょう。
B高脂血症の治療をしましょう。
定められた値に脂質を保つことで、やはり脳卒中や心筋梗塞になりづらくなることが証明されています。
C糖尿病をコントロールしましょう。
ヘモグロビンエーワンシーという数字を覚えていただき、この値をできれば6.5%以下にし、合併症を予防しましょう。
Dやるきのある主治医を持ち、気になることがあったら何でも相談しましょう。
我々内科医は、皆様の良き人生のパートナーとして健康を守れるよう、病気や臓器を診るのはでなく、総合的に1人の人間を見るように患者様に接していきたいと考えております。
テレビ朝日
2008年11月9日放送
医療スペシャル
〜面と向かって聞けない噂のクエスチョン「お医者さん編」〜テレビ朝日「大胆マップ」にスタジオ・ゲスト出演します。】
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栃木県の肝炎インターフェロン治療専門医療機関に認定されました。当院ではインターフェロン治療費の一部が助成されます。